2019年、大手電力事業者から小売新電力への卸売が増えていった。そうしたなか、2020年末からの市場価格の急激な高騰はどのように起こったのか。また、2022年に起こったウクライナ侵攻や福島県沖地震の影響による市場動向の激変はどのようなものだったか。再エネ電力事業の最前線で立上げ・運営をリードした小嶋 祐輔氏がポイントを解説する。(連載第12回)
新電力への電源融通と低廉な市場価格の推移
2016年の電力小売全面自由化から3年ほど経った頃より、旧一般電気事業者(旧一電)の各社からグループ外企業への卸売りが増えていった。
2023年8月12日 カテゴリー: